CD 輸入盤

ミサ曲第3番、詩篇146、オルガン曲全集 ゲルト・シャラー(指揮&オルガン)、フィルハーモニー・フェスティヴァ、ミュンヘン・フィル合唱団(2CD)

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
PH16034
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ブルックナーの交響曲全集をリリースしたシャラーが、
宗教曲とオルガン曲に挑戦


フィルハーモニー・フェスティヴァと、ブルックナーの全交響曲を録音したゲルト・シャラーがオーケストラ付き宗教作品に挑戦。ミサ曲第3番は60分の大作で、ブルックナーの交響曲的メロディや崇高な響きが現れるファンは素通りできない重要作。もとは1867-8年の作ですが、ブルックナー最晩年の93年に改訂した版を用いているのも興味津々です。
 詩篇146は1858年頃、ブルックナーがまだ交響曲を手掛ける以前の作で、あまり聴く機会がありません。作曲修行中だったせいか、フーガや展開に力が入っています。
 オルガン曲がすべて入っているのもアルバムの価値を高めています。それもシャラーが見事なオルガン演奏を披露。交響曲で培ったブルックナーの音の綾を再現します。エルヴィン・ホーン編纂のオーストリア皇女マリー・ヴァレリーの結婚式での即興演奏も収録。交響曲第1番やハイドン作曲のオーストリア国歌、ヘンデルのハレルヤも引用され興味津々。
 ゲルト・シャラーは1965年バンベルク生まれ。1993年にハノーファー州立歌劇場で指揮者としてのキャリアをスタートさせ、1998年にブラウンシュヴァイク州立歌劇場、2003年から2006年までマグデブルク劇場の総音楽監督を務めました。ブルックナーのエキスパートで、ついにはオルガン独奏曲まで奏してしまうほどのこだわり。ご期待下さい。(輸入元情報)

【収録情報】
Disc1

ブルックナー:
● ミサ曲第3番ヘ短調 (1893年版)

Disc2
● 詩篇146

オルガン曲全集
● 即興演奏用の主題集 (エルヴィン・ホーン編纂)
● アンダンテ ニ短調 WAB130
● 後奏曲 ニ短調 WAB126
● 前奏曲とフーガ ハ短調 WAB131
● フーガ ニ短調 WAB125
● 前奏曲ハ長調 WAB129

 アニア・フェグリー(ソプラノ)
 フランツィスカ・ゴットヴァルト(アルト)
 クレメンス・ビーバー(テノール)
 ティモ・リーホネン(バス)
 ミュンヘン・フィルハーモニー合唱団
 フィルハーモニー・フェスティヴァ
 ゲルト・シャラー(指揮、オルガン)

 録音時期:2015年7月
 録音場所:エーブラハ大修道院付属教会、バイエルン放送スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Kyrie - Various Performers
  • 02. Gloria - Various Performers
  • 03. Credo - Various Performers
  • 04. Sanctus - Various Performers
  • 05. Benedictus - Various Performers
  • 06. Agnus Dei - Various Performers

ディスク   2

  • 01. Alleluja! Lobet Den Herrn - Langsam - Various Performers
  • 02. Der Herr Bauet Jerusalem - Various Performers
  • 03. Gro゚ Is Unser Herr - Schnell - Various Performers
  • 04. Der Herr Nimmt Auf Die Sanften - Nicht Zu Langsam - Etwas Bewegter - Various Performers
  • 05. Der Herr Hat Wohlgefallen - Nicht Schnell - Various Performers
  • 06. Alleluja! Lobet Den Herrn - Etwas Schnell - Nicht Schnell - Various Performers
  • 07. Improvisationsskizze Bad Ischl, Vervollstndigt Von - Gerd Schaller
  • 08. Andante in D minor, Wab130 - Gerd Schaller
  • 09. Postlude in D minor, Wab126 - Gerd Schaller
  • 10. Prelude and Fugue in C minor, Wab131 - Gerd Schaller
  • 11. Fugue in D minor, Wab125 - Gerd Schaller
  • 12. Prelude in C minor - Gerd Schaller

ユーザーレビュー

総合評価

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異稿を含むすべてのブルックナーの交響曲を...

投稿日:2021/03/12 (金)

異稿を含むすべてのブルックナーの交響曲を録音することをライフワークの一つとしているゲルト・シャラーが、ブルックナーの管弦楽伴奏を伴う声楽曲に加えて、自身のオルガン演奏によるオルガン曲を録音し、2枚組としたアルバム。比較的録音の多いミサ曲第3番を除くと、録音機会の少ないものばかりであり、それらの楽曲を、共感豊かに演奏し、すぐれた録音で収録した当盤は、とても貴重なものだ。声楽作品は、シャラーのブルックナー・チクルスではお馴染みのエーブラハ大修道院付属教会でライヴ収録されたものであり、豊かな残響を活かした神々しい響きになっており、美しい。シャラーのブルックナー全般に言えることだが、残響についてよく考慮された音響設計がされているため、不用意に輪郭線がぼけたりすることもない。ミサ曲では、ベネディクトゥスの慈愛で包むような響きにこの演奏の特色がよく表れているだろう。テンポは全般に平均的なものを維持し、そのテンポをベースにグローリアなどは壮大な盛り上がりがあり、素敵だ。「詩編146」も聴き洩らすには惜しい佳作であり、この機会に聴けるのがうれしい。2枚目に収録されたオルガン作品集はいずれも音源として貴重だが、LP時代にブルックナーのオルガン作品を録音していたエルヴィン・ホーンが第1交響曲の第4楽章をオルガン編曲した「即興演奏用の主題集」は拾い物という表現が妥当かわからないが、見事な一編であり、シャラーのブルックナー愛が伝わる演奏となっている。

ココパナ さん | 北海道 | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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